アトリエそよご

草木染で作品を - 経糸の作業その2

アトリエ Soyogo

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経糸10 1. 経糸を巻き取ったちきりを、機にセットして、綜絖(そうこう)枠のところまで伸ばす。機の長さ1.8m(手前60㎝ぐらい)
経糸11 2. 綜絖枠には、ワイヤーへールドがとりつけてあり(長さ約35cmの中心に3㎜のワッカがついている針金を想像)それに糸を通していく。
経糸12 3. へールドの穴に綜絖通しを入れて糸を引き出す。何本かづつまとめて括る。穴は目で見るより、体で見る?
経糸13 4. 今回4枚綜絖・へールドは糸本数の1,240。その順番が違うと、糸口が開かない。開口して何度も確認。
経糸14 5. 筬(おさ)に経糸を2本づつ順に通す。(高さ5cm厚み5㎜の竹板で3.8cmの間に60の仕切りある物)竹は弾力があり糸を痛めないのですが、作れる職人さんが少なくなりました。
経糸15 6. 綜絖、筬に順番に糸が通っているか確認する。糸の張り具合、水平になっているか最初に機の調整をきちんとしておかないと、最後まで四苦八苦。
経糸16 7. 今回は平織りなので、踏み木は2本使用で。1と3の綜絖を左に2・4の綜絖を右の踏み木にくくります。
綾織、浮き織なども踏み木4本にすれば織れます。
経糸17 8. 別途染めた緯糸(よこいと)を管に巻いていく。
経糸は、つむぎ糸や、いろいろ… 目安240g以上
経糸19 9. 機に経糸をかけ終えたら何㎝か試し織をしながら再度糸通しが間違っていないか確認をする。
  • 作品:湖春揺陽
  • 2005年9月~
  • 巾:1尺(約38cm)
  • 糸本数:1,240本
  • 整経長さ:17m

次回は、何を?。

綜絖通し、筬通しは、糸の順番が違うと、機が動かなくなるので、途中で何度も確認しながらの作業になります。休むと体が覚えた、リズムがくるって間違いが多くなるので一気に!ただし私は早くて13時間。緯糸を通すときの快感を、イメージしながら、気合をかけながらの作業です。