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草木染の過程あれこれ

May. 2006  経糸(たていと)の作業その2——整経(せいけい)
  1. Oct. 2005  糸染の基本的な手順
  2. Jan. 2006  経糸の作業その1
  3. May. 2006   経糸の作業その2
  4. May. 2007  みなで鯉のぼり製作

1.
経糸を巻き取ったちきりを、機にセットして、綜絖(そうこう)枠のところまで伸ばす。機の長さ1.8m(手前60pぐらい)

2.
綜絖枠には、ワイヤーへールドがとりつけてあり(長さ約35cmの中心に3oのワッカがついている針金を想像)それに糸を通していく。

3.
へールドの穴に綜絖通しを入れて糸を引き出す。何本かづつまとめて括る。穴は目で見るより、体で見る?

4.
今回4枚綜絖・へールドは糸本数の1,240。その順番が違うと、糸口が開かない。開口して何度も確認。

5.
筬(おさ)に経糸を2本づつ順に通す。(高さ5cm厚み5oの竹板で3.8cmの間に60の仕切りある物)竹は弾力があり糸を痛めないのですが、作れる職人さんが少なくなりました。

6.
綜絖、筬に順番に糸が通っているか確認する。糸の張り具合、水平になっているか最初に機の調整をきちんとしておかないと、最後まで四苦八苦。

7.
今回は平織りなので、踏み木は2本使用で。1と3の綜絖を左に2・4の綜絖を右の踏み木にくくります。
綾織、浮き織なども踏み木4本にすれば織れます。

8.
別途染めた緯糸(よこいと)を管に巻いていく。
経糸は、つむぎ糸や、いろいろ… 目安240g以上

9.
機に経糸をかけ終えたら何pか試し織をしながら再度糸通しが間違っていないか確認をする。

次回は、何を?

綜絖通し、筬通しは、糸の順番が違うと、機が動かなくなるので、途中で何度も確認しながらの作業になります。休むと体が覚えた、リズムがくるって間違いが多くなるので一気に!ただし私は早くて13時間。緯糸を通すときの快感を、イメージしながら、気合をかけながらの作業です。

  • 作品:湖春揺陽
  • 2005年9月〜
  • 巾:1尺(約38cm)
  • 糸本数:1,240本
  • 整経長さ:17m
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