アトリエそよご

草木染で作品を - 経糸の作業その1

アトリエ Soyogo

今までにupした過程はこちらです。 ≫ 

経糸1 1. 染めて糊つけをした(かせ)糸を小枠(小枠12㎝角)に巻き取る 1カセ20g×12 240gが経糸の目安
経糸2 2. 小枠にまいた糸を大管(9㎝の木のストローを想像してください)に巻く 全部巻くと120本ぐらいになるかな
経糸3 3. 大管に巻いた糸を(今回は40本ずつ)図案の順に固定して整経機に糸を巻く準備
経糸4 4. あぜ(織るときに経糸が交互になるような溝)を作るために、2枚の板の穴に糸を通す
経糸5 5. 着物1反の仕上がり寸法は13m(今回は17m整経する) 整経機一回り1.6mなので10.5回転させて糸を巻き取る
経糸6 6. 経糸本数は1,240本なので、5.の巻き取り作業を31回繰りかえす。 力加減均一に!
経糸7 7. 1,240本整経できたら、ちきり(画面右60×12cm木製円筒)にまきとっていく
経糸8 8. 糸の間に糸が食い込んだりずれたりしないよう厚紙(はたくさ)を間にいれながら、左右均等にしっかりと巻き取る
経糸9 9. 経(たて)糸全てちきりに巻き取ったら、次は機(はた)にセットして次の作業に
  • 作品:湖春揺陽
  • 2005年9月~
  • 巾:1尺(約38cm)
  • 糸本数:1,240本
  • 整経長さ:17m

次回は、機に糸をかける作業を。

昔に比べて便利な道具ができて整経作業も楽になってきたと思います。ただ私は、場所的条件もあって、使用している道具が小さく、何度も同じ作業を繰り返して1反の整経をします。繰り返しの動作が同じ加減でできないと、きちんとした布が織れません。体力と集中力がないとうまくいきません。